教室体験記 ~大学院から建築事務所へ就職~

「教室生の体験記」のラストは、武蔵野美術大学大学院建築コースから都内の建築事務所に就職したM.Nさんです。当教室には大学院入学から通われました。

M.Nさんの体験記

私は大学院入学と同時に、基礎力をつけたくて美術教室に入会しました。 

 

デッサンの講義は大学でもありましたが、しっかりと学ぶのは初めてで、鉛筆の持ち方から丁寧に教えていただきました。当初はモチーフを忠実に再現しようとするあまり、アウトラインの際立つ絵になっていました。しかし、先生のご指導を受けるにつれて「上手い下手ではなく、モチーフを構造的にとらえて、画面に向かい、どれだけ挑戦したか」に変化していきました。特に「石膏デッサン」での学びは大きかったです。初めての石膏デッサンでは、モチーフに似せることに意識が向かい苦戦していたところ、先生から「彫刻を彫ってるように描くと良い」というアドバイスをいただきました。それから、実物に触れてるかのような気持ちで画面に向かっていると、だんだんデッサンが楽しくなり「少しだけものをみる力がついたのでは」と実感できるまでになりました。春から社会人になりますが、教室で身につけた「ものを観る力」は、日々の仕事や生活を楽しむうえでの財産になりそうです。今後も楽しくて豊かな時間を過ごすために、デッサンや絵画を続けていきたいと考えています。